コラム

2021年8月16日

最終更新:2021年8月16日

ゆうてんかメンバーが選ぶビジネス本を読んでみた【経営者になるためのノート】#03

2019年6月よりお世話になっているオンラインビジネスコミュニティ「ゆうてんか」。

顧客・地域に愛されるビジネスを応援するコミュニティで、私にとってはバーチャルオフィスのような居場所です。

個人事業主として組織に属していない私にとって、まさに「心の拠り所」となっています。

ゆうてんか

ゆうてんかは、オーナーのりょうさん(@RIwahashi)の手厚いサポートはもちろん、メンバーが主体的に相互支援・日々研鑽し成長していける環境なので、気付けば在籍1年以上となりました。

このゆうてんかで2020年夏に「ゆうてんかメンバーが選ぶビジネス本を読んでみた」という企画を勝手に立ち上げて、早1年。

17冊もオススメ本が集まり、現在もマイペースに読み進めています。

オススメ本募集

読書は読書会も開催するほど大好きなのですが、自分で本を選ぶとどうしても好きな著者さんに偏ってしまう傾向があります。

その点、今回ご紹介いただいた本は普段自分では手に取らない本ばかりなので、新たな視点や気づきを得ることができて嬉しいです。

企画当初は月1本くらいアウトプット記事を書こうと目標を立てていましたが、実際は今回が3本目。

本は読み進められるものの、単純に記事を書く時間を捻出するに挫折してしまったからですが、持ち前の再開力を活かし、少しずつアウトプットしています。

参考記事:ゆうてんかメンバーが選ぶビジネス本を読んでみた【僕は君たちに武器を送りたい】#02

不定期更新とはなりますが、オススメいただいた本は全て読んで所感とともにご紹介していきますので、気長にお付き合いいただけると嬉しいです。

今回のオススメ本は「経営者になるためのノート」

さて、今回ご紹介したい本は「経営者になるためのノート」(柳井 正著)です。

ユニクロでおなじみのファーストリテイリング会長兼社長 柳井正氏が考える仕事に必要な4つの力を学べる本書。

2015年の発売当初は、「ユニクロ幹部社員が使っている門外不出のノートが一般公開された!」と非常に驚いたことを覚えています。

「経営者とは、一言で言えば、成果をあげる人」

本で読んだこの経営者の定義が特に印象に残っていますが、会社員時代に読んだ時と個人事業主として読んだ今では、「成果をあげる人」の捉え方がまるで違いました。

個人事業主も個人経営者。

ひと言ひと言が自分の経験と重なり、考えさせられることが多く、そのたびにノートに考えを書き出しながら読み進めていきました。

この「経営者になるためのノート」(柳井 正著)を紹介してくださったのは、葛西 幸充さん(@Migiudeclub)です。

葛西さんは経営コンサルタントとして企業支援を行ったり、オンラインサロン「CLUB RIGHT HAND」を創設、運営し「誰かの右腕になりたい人」の支援にも力を入れて活動されています。

豊富な知識や経験を分かりやすく発信されていて、葛西さんのおかげで視野が広がったことも少なくなりません。

お人柄も親しみやすく気さくなので、オンラインでご一緒できた時はいつも楽しくお話させていただいています。

葛西さんといえば、Twitterだけではなく、noteも有名です。

ビジネス本の推薦noteもとても参考になりますので、ぜひフォローして情報をキャッチしてみてくださいね。

それでは、「経営者になるためのノート」について感想をまとめていきます。

存在意義について考える

この本を読んで真剣に考えたのは「成果をあげる」とは何か、ということです。

社会において自分はどんな貢献をすると約束するのか。

その約束で成果をあげることができているのか。

個人事業主になる気持ちが1mmもない状態で独立し、手探りで進んできたこの3年。

手探りながらも少しずつ活動軸がつかみ始めてから、自分なりの理念を掲げられるようにはなっているものの、成果をあげられているかといえば、自信をもって頷けません。

自ら考え、行動できる「自走力」が高い人材を育成し、組織の成果創出に貢献する。

会社員時代に経験した「組織の力」に魅了されている私は、「個人」よりも個と個の力を掛け合わせた組織力の向上や組織が目指す目標を実現できるような取り組みをしたいと考えています。

その一方で、自ら掲げた理念に沿った事業展開や活動に注力しきれていないのも紛れもない事実です。

本の中で「経営の原則は、会社の使命と成果が結びついていること」という内容がありましたが、私はこの原則に対して考えが甘かったなと痛感しました。

2022年からは自営事業に軸足を移すと決意したタイミングでもありますので、自分はどんな貢献をしていくのか、改めて自分の存在意義と向き合っていきます。

「選択と集中」の重要性

本の中で、経営者になるために必要な4つの力が紹介されていました。

・変革する力
→付加価値をつけるために常に変革し続けること。高い目標を掲げ、向上心を持ち学び続けること。常識を疑い、リスクを取り挑戦する。失敗しても立ち向かう。

・儲ける力
→商売の原点は、お客様のためにという気持ちを忘れない。あたり前をコツコツと地道に。重要なものに資源を集中する。

・チームをつくる力
→信頼関係を築くこと。目標の共有と責任の明確化、リーダーの言動一致と首尾一貫。メンバーに期待し、仕事を任せる。

・理想を追求する力
→社会に貢献する使命を果たすこと。使命という理想を追求することで存在意義が生まれる。

この中で特にハッとさせられたのが「儲ける力」で取り上げられていた「重要なものに資源を集中する」という内容です。

ちょうど2021年春に何となく続けていた単発の案件を手放したタイミングでもあり、「選択と集中」が今年のテーマだったから印象に残ったのかもしれません。

会社員時代から複数の案件を同時並行するポジションで働くことが多く、パラレルワークに慣れすぎてしまっているからか、私には「集中する」という視点が非常に弱いと本を読みながら気づきました。

そして集中する対象となる「重要なもの」として何を選択するのかも改めて考えていく必要がありそうです。

使命を再確認することと合わせて、さっそく自分会議を開きます。

ゆうてんかの皆さんにも壁打ちをしていただきながら、ブラッシュアップできたら心強いですね。

次回は「一回半ひねりの働き方」をご紹介

今後も「ゆうてんかメンバーが選ぶビジネス本を読んでみた」シリーズを続けていきます。

次回ご紹介するのは「一回半ひねりの働き方 反戦略的ビジネスのすすめ」(平川 克美著)です。

不定期更新になりますが、引き続きよろしくお願いいたします。

ゆうてんかのことが分かるYouTube

最後にゆうてんかがどんなコミュニティなのかよくわかるYouTubeの動画をご紹介いたします。

本を紹介してくださった葛西さんも登場していますので、ぜひご覧くださいませ。


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2021年8月16日

最終更新:2021年8月16日

宮治 有希乃さんの写真

宮治 有希乃Miyaji, Yukino

組織人事コンサルタント

2007年よりITベンチャー、人材ビジネス業界で人事労務・人材育成に携わり、現場の最前線で人材採用から社員育成・定着化、人事制度構築、キャリア支援などを経験したオールラウンダー。2018年10月に寄りそうコンサルタントグループ HR LABOを立ち上げ、独立。 現在は、組織人事及びキャリア領域で「組織の人間関係を読み解き、働きがいのある職場環境を整えること」に注力。多角的組織診断を活用した組織活性や採用・定着化、人材育成を中心に活動している。※支援企業:300社以上、対人支援:延べ7,200人以上の実績あり。

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