2023年4月25日に『働き方の哲学』を深める読書会 #02をオンライン開催いたしました。
この読書会は、宮治が所属しているキャリアコンサルタントコミュニティ「キャリコンサロン」の北海道在住者のメンバーによる自己研鑽の場となります。
メンバー内で「じっくり深めたい」という声が上がった『働き方の哲学』を課題本とし、毎月ランダムに3つのテーマについてディスカッションをする形式です。
事前に該当箇所を読み、当日ディスカッションしたいことをまとめる運用にしたことで本を読む深さが変わった気がしています。
読書会の内容
今月取り上げたテーマは、下記の3つです。
- キャリアの節目(P60~P61)
- 自立と自律(P72~P73)
- リスク(P96~P97)
キャリアの節目
一つ目は、「PART1 仕事・キャリアについて」「16 キャリアの節目」の中で「節目のきっかけ」について取り上げました。
過去を振り返った時、その節目は自分で作りだしたものなのか?
それとも外からもたらされたものなのか?
参加者自身の経験をもとに多角的な視点で議論することができました。
自分の意志で舵を切ることもあれば、想定外のものに攪乱することもある人生。
計画的であっても偶発的であっても、その節目をプラスに捉えることで新しい未来につながるのかもしれませんね。
特に印象に残ったのは「チャンスが来た時のために準備しておけ」という言葉です。
自立と自律
二つ目は、「PART2 主体性・成長について」「18 自立と自律」を掘り下げました。
- 自立=「外的な」要素の独り立ち(能力・経済力・身体)
- 自律=「内的な」要素の独り立ち(価値観・信条・理念・哲学)
キャリア領域ではよく取り上げられるテーマである一方、奥深くて言語化が難しいというもどかしさ。
自立も自律も両方大切だけど、片方しか実現できていないはがゆさ。
組織で自立の意識レベルをすり合わせる大切さ。
色んな想いを自分や自分を取り巻く環境をシェアしながら、思い思いに自立・自律について整理することができた気がします。
自立も自律もどちらが大切というわけではなく、両方実現していく必要があるという共通認識の元、自分や自分を取り巻く環境を振り返るきっかけになりますね。
キャリア支援者として自立・自律サポートをするためにはどうしたらよいか。
これからも向き合っていきたい課題です。
リスク
三つ目は、「PART2 主体性・成長について」「26 リスク」の中で「リスクとリターン」について取り上げました。
全体シェアの共通点は、リスクを負うことは大切だということです。
「リスク=怖い」ではなく、「リスク=投資」「リスク=チャレンジ」と捉えるのがリターンを得られるコツ。
ローリスク・ローリターンをコツコツ積み重ねて、リスクを厭わない心を育てること。
そうすれば少しずつ大きなリターンも得られるようになると期待が持てました。
リスクを負いたくなければ何もしなければいいのですが、現状維持は衰退のはじまり。
描く未来につながるリスクは、投資・チャレンジだと飛び込む覚悟を持つことが最初の一歩だと感じました。
参加者の声
- すごく楽しかったです。昔のこととか今のこととか振り返ってみて感じたこと多かったので充実した時間だったなと思いました。
- 一人では気付けないことや整理しきれないことを、皆さんからの経験や知見から深められてとてもよい時間をいただきました!
- いろんな考えや意見をシェアしていただけて、思考の幅が広がります。

次回の読書会では、下記3つのテーマを取り上げます。
- 失敗(P98~P99)
- リーダーシップ① 2つのリーダーシップ(P134~P135)
- エンプロイアビリティ(P214~P215)
★キャリコンサロンでは随時新規メンバーを募集しています。ご興味がある方は、お気軽にお問い合わせください。