毎週木曜日に更新している「キャリコンサロン編集部」noteマガジン。
今週のお題は「キャリアコンサルタントになって良かったこと」です。
キャリアコンサルタントを目指したきっかけ
私がキャリア領域の学びを始めたのは2006年です。
国がキャリアコンサルタントを養成していこうと力を入れ始めたタイミングでもあり、独立行政法人 雇用・能力開発機構の「キャリア・コンサルタント養成講座」に通う機会に恵まれました。
2社目のパソコンスクールでインストラクターとして勤務していた時で、受講生に対する支援の幅を広げるための学びでしたが、結果的には自分自身のための126時間だった気がしています。
キャリアコンサルタントとしての役割を知れば知るほど、パソコンスクールの中だけではできる範囲が狭すぎると感じたこと。
パソコンスキルを活かした選択肢だけではなく、もっと多くの選択肢を提示できる支援者になりたいと切実に思ったこと。
この時ちょうど29歳。
転職するなら30歳になるまでに動きたい。
そんな想いが芽生え始めた私は、在職したまま「密かに思い入れがある」人材ビジネス業界の会社に応募し、内定をいただくことができました。
産業カウンセラーの学びを通じて
人材ビジネス業界に飛び飛び込んですぐ、産業カウンセラー養成講座に通い始めました。
16年経った今でも活かされていることは、傾聴を基本としたカウンセリングを徹底して学べたことです。
ロープレの時間がたっぷりあったので、頭でっかちにならず体感的に身に付けることができた実感があります。
そして、学んだことを職場で実践することで、仕事の評価も上がりました。
GCDF-Japanキャリアカウンセラーの学びを通じて
2008年に産業カウンセラーの資格を取得した後、同年にGCDF-Japanキャリアカウンセラーの養成講座に通い始めました。
当時在籍していた会社でキャリアカウンセリングの仕事をしたかったので、その基準を満たすために必要な資格だったからです。
会社のサポートも得ながら、毎週末に横浜まで通っていました。
GCDFは世界15地域で採用されているグローバル資格なので、産業カウンセラーとは違う切り口だった印象が残っています。
この資格を取得してよかったのは、やり切る自信が持てたこと。
そして札幌にキャリアカウンセリング相談窓口を設置できたこと。
その経験が苦しい時に踏ん張るための原動力になっていること。
ざっと挙げただけでも良かったことがたくさんあります。
国家資格キャリアコンサルタントに登録して
産業カウンセラーとGCDF-Japanキャリアカウンセラーの資格だけでは国家資格キャリアコンサルタントの経過措置の対象外ですが、独立行政法人 雇用・能力開発機構の「キャリア・コンサルタント養成講座」を受講していたおかげで2016年8月に国家資格キャリアコンサルタントとして登録手続きを完了できました。
キャリア領域の勉強をはじめてちょうど10年。
2023年現在、17年。
改めて振り返ると、キャリアコンサルタントになって良かったことは3つあります。
- 切磋琢磨し合える、心を深められる、ご縁が広がったこと
- 対人支援の仕事をする上の基礎を身に付けられたこと
- 有資格者だからこその仕事に恵まれたこと
キャリアコンサルタントは更新しない人も一定数いる資格と言われていますが、私はこれからも更新し続けます。
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