コラム

2021年9月17日

最終更新:2022年9月28日

LIFE SHIFT JOURNEY~人生100年時代をデザインする3日間の旅

2018年10月1日付で個人事業主として開業届を提出し、丸3年が経とうとしています。

明確なビジョンもなく、気づいたら独立していたという状況の中、数々の素敵なご縁に恵まれたおかげで3年間活動することができております。

本当にありがとうございます。

★参考記事:会社員にこだわっていた私が、フリーランスになった理由

「石の上にも3年」には賛否両論がありますが、私はどちらかと言うと子供の頃から「まずは3年やってみる」を実践してきました。

そのため、もうすぐ丸3年経つことに対して感慨深い気持ちを抱いています。

こんな気持ちになっている時は、グッと深い内省ができるチャンス!

ということで、キャリアカウンセリング協会のメルマガで知った「LIFE SHIFT JOURNEY」の3日間講座を受講して、自分の特性や将来ビジョンを考えてみることにしました。

変化の時代を生きるために知っておきたい「変身資産」とは

人生100年時代と言われる今日。

変化が激しく、明日には状況が一変していてもおかしくない時代を生きていくためには、複数の選択肢を持ち、その時の状況に合わせて主体的に選択していくことが大切だと感じています。

例えば自分の働き方を振り返っても、複数の選択肢を持って状況に合わせて選択できることが強みになっていました。

「会社員としてフルコミット」

「会社員+複業ワーカー」

「個人事業主」

「(一瞬ですが)専業主婦」

と立ち位置を変えることができたり、

働き方も

「出社型勤務」

「客先常駐勤務」

「サテライトオフィス勤務」

「在宅ワーク」

「ノマドワーク」など、

その都度、自分にとって最適なスタイルを選択して働いていたからです。

自分が意図しない変化を目の当たりにした時も、まずはやってみる気持ちが強い私。

流れに身を任せることを楽しめる性格であることも選択肢を増やす要因になっているかもしれません。

個人事業主になってからは「仕事で旅をしながら各地のご当地グルメを食べ尽くす」という理想のライフスタイルを実現するために、出張の伴う仕事を積極的に行ったり、金銭報酬よりも経験報酬を優先した時期もありました。

このように変化に対し柔軟に対応できるタイプなので、ベストセラーにもなっている「LIFE SHIFT」を読んだ時の腹落ち感が強かったことをハッキリと覚えています。

一方で、どこか自分事に落とし込めていないもどかしさも同時に感じていました。

そこで今回「LIFE SHIFT JOURNEY」を受講することで、自分事としてしっかりと落とし込んで自己分析を深めたいと思ったのです。

「LIFE SHIFT JOURNEY」を受講するにあたって一番楽しみだったのは、自分の変身資産を知ることでした。

変身資産とは変化の時代を自分らしく楽しく生きるためのカギを握る見えない資産で、アセスメントを通じて心の中にストックしてきた変身資産が可視化されます。

日頃のものの考え方や行動、これまでの経験などに関する200の質問にWEB上で答えるだけで、変化を前に進める「心のアクセル」、変化の歩みを止めてしまう「心のブレーキ」の両方を知ることができました。

この手のアセスメントは直感を優先しすぎてパッパッパと回答する傾向があるのですが、変身資産アセスメントは単純に質問に答えるだけではなく、要所要所でリフレクションパートがあるので、いつもより丁寧に向き合えたと思っています。

アセスメントの結果は、アクセルのギアが高めで、そこそこブレーキも踏んでいる輪郭が浮かび上がってきました。

この結果を受けて、ワークショップの中で、アクセルとブレーキの変身資産TOP3を自分なりに整理することができました。

【変身資産:アクセルTOP3】

1.学びの引き出し
→興味があることはとにかく学んで現場で実践し、自分なりのメソッドに落とし込んできた社会人生活を物語っています。学ぶたびに引き出しを増やせることに喜びを感じながら生きてきたので、まさに重要な資産と言えます。
2.スモールステップ
→「ワクワクしたらすぐ動く」をモットーに明確なゴールが見えなくても行動してきたことが資産になっているのだと感じました。「待っていても何も始まらない」「まずは一歩踏み出す」ことを優先してきたことも影響してそうです。
3.旅立つ勇気
→これまでを振り返ると所属意識は高いものの慣れ過ぎてしまった時にアウェイ環境を求めてきました。旅立つ勇気は、アウェイ環境を求め続けたことで培われてきた資産なのかもしれません。

【変身資産:ブレーキTOP3】

1.対立からの逃避
→身近な人に対して言いたいことを言えない傾向があることがブレーキになっていると感じました。そして溜めて溜めて盛大に爆発する、そんな失敗を過去に何度か経験しています。
2.過度な自己犠牲
→何かを頼んで嫌がられるなら自分でやった方が良いと思ってしまうタイプです。本当は甘えたいのに甘えられない、弱音を吐けない。「ヨシヨシしてくれる人を欲しているのに強がる」という悪循環をこじらせています。
3.承認欲求の目的化
→褒められたい欲求はそこまで高くないと思いますが、やったことに対してリアクションがないと、ものすごくモチベーションが下がります。「必要としてもらえているのかな」という不安がブレーキになっているのかもしれません。

ワークショップの中ではTOP3について自分なりに振り返ってみましたが、すべての変身資産を掘り下げて自己理解を深めていこうと思っています。

これからのライフシフトについて考える

ワークショップでは、変身資産だけではなく「ライフシフト4つの法則」のフレームワークを通じて人生100年時代をワクワク楽しく生きていくための未来地図を考える機会もありました。

過去のライフシフト・サイクルを振り返ったり、自分の価値軸を整理しながら、過去→現在→未来と無理なく自然と時間軸が動き思考が広がっていくのが楽しかったですね。

正直なところワークショップに参加する前は「組織人事コンサルタントとしてステップアップしていきたい」くらいのイメージしか持てていませんでしたが、フレームワークに取り組むたびにハッキリと未来地図が見えてきたのが大きな収穫となりました。

一番大きな気づきは「北海道の食に関わる仕事がしたい」という想いです。

かねてから興味がありボランティアなどで携わっていた6次化産業にガッツリ関わる未来が見えたのです。

完全にライフシフトするというよりは、コンサルタントとして組織人事領域にも6次化産業領域にもかかわっていきたいと考えています。

まずは基本中の基本知識を身に付けるために、北海道フードマイスターの勉強を始めてみることにしました。

資格を取得したからと言って仕事になるとは思っていませんが、学びの力は私の資産でもありますので、きっと将来の役立つと信じて勉強します。

あとは、作成した簡易コラージュをベースに、宝地図もリニューアルしようと計画中です。

2年前にリニューアルした宝地図は叶ったものもありますし、気持ちが変わったものもあるで改めて取り組むには良いタイミングかもしれません。

リニューアルの様子はまたコラムでご紹介しますので、ぜひご覧いただけたら嬉しいです。


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2021年9月17日

最終更新:2022年9月28日

宮治 有希乃さんの写真

宮治 有希乃Miyaji, Yukino

組織人事コンサルタント

2007年よりITベンチャー、人材ビジネス業界で人事労務・人材育成に携わり、現場の最前線で人材採用から社員育成・定着化、人事制度構築、キャリア支援などを経験したオールラウンダー。2018年10月に寄りそうコンサルタントグループ HR LABOを立ち上げ、独立。 現在は、組織人事及びキャリア領域で「組織の人間関係を読み解き、働きがいのある職場環境を整えること」に注力。多角的組織診断を活用した組織活性や採用・定着化、人材育成を中心に活動している。※支援企業:300社以上、対人支援:延べ7,200人以上の実績あり。

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