コラム

2019年4月6日

最終更新:2022年5月19日

「BLUE GIANT」に学ぶ、ひたむきな圧倒的行動力

平成も残すところ25日。

私は普段西暦を使うことが多いので、元号に特別なこだわりはないのですが、やはり新しい時代の幕開けは気になります。

「来月からの令和がどんな時代になるのか」

「その中で自分がどう生きていくのか」

色々と想いを巡らせています。

そんな中、夫から薦めてもらった漫画があります。

BLUE GIANTです。

2013年に第一巻が発売されていることもあり、読んだことがある方が多いと思いますが、私は今回初めて知りました。

正直なところ、ジャズは夫に誘ってもらって数回ライブに行ったくらいなので読むかどうか迷ったのですが、帯に書かれていた言葉を見て直感的に読もうと決意!

「必死に真摯に音を出す。ジャズ成長物語。」

この「必死に真摯に」という言葉が、今の私に必要だなと思えたのです。

「行動力」に対するジレンマ

何かで結果を出すためには「圧倒的行動力」が必要だとよく言われています。

このことについては私も同じ気持ちを持っていますし「なぜ圧倒的行動力が必要なのか」ということも十分理解はしています。

ただ、理解していても実際に「量」にこだわって行動することは、そう簡単ではありません。

実際、3月の行動を振り返ってみましたが「量」にこだわって行動したいと気持ちとは裏腹に、もうひと踏ん張りできないことが多かったです。

簡単にできないからこそ、できる人が結果を出せる。

そう頭で理解していても、心が動きませんでした。

「なぜだろう?」

振り返ってみても、ピンとくる理由はみつかりませんでしたが、もしかすると規則正しい生活に甘えが出てしまったのかもしれません。

この3月は久しぶりに日中フルタイムで仕事のスケジュールが入り、会社員時代の働き方に戻ったような感覚もあって生活のリズムが整っていました。

その影響もあり「外勤の仕事が終わったら1日終わり!」と一気にオフモードになったのだと思います。

そんな心境になる日が多く、自分との約束(例えば記事更新やサービスメニュー設計など)が後まわしになることが増えました。

仕事がやりがいを感じ、その仕事に集中していた結果とも言えますが、これではフリーランスとしては生きていけません。

「4月はもっと行動したい!」

気合を入れ直した私は、4月からTwitterで「#早起きチャレンジ」をはじめました。

会社員時代は5時30分には起きて、7時30分には出勤するという生活を送っていましたが、実はフリーランスになってから不規則極まりない朝を過ごしていました。

こんなだらしない生活を一新しようと、4月からは早起きをして朝に自分がやりたいことをやるようにしています。

早起きすることを誰かと約束したわけではないのですが#早起きチャレンジのタグのおかげで、起きる動機付けができました。

そして、実際に起きれるようになって、行動できるようになってくると、やりたいことが湧いてきています。

#早起きチャレンジで検索すると他の方の朝活の様子を知ることもできるので、それも楽しみのひとつです。

「圧倒的行動力」というにはまだまだ遠いですが、朝起きしてやりたいことができていることが自信に繋がってきています。

また、冒頭でご紹介した「BLUE GIANT」からもたくさん刺激をもらったので、これからの行動を加速していけそうなエンジンを自分の中に搭載できました。

できるできないではなく、やり続ける

BLUE GIANT」は、音楽経験のないバスケットボール部の高校生が、ジャズに魅せられて世界一のサックス奏者を目指し、がむしゃらにまっすぐに努力し続ける成長物語です。

雨の日も風の日もどんな日でも毎日ひたすらサックスを弾く。

楽譜も全く読めないし、何の知識もないけれど、とにかく全身でサックスを弾く。

できるできないではなく、やる。

そうすることで、おのずとできるようになってきて、強い気持ちが人に伝わっていく。

エネルギーが循環していき、心の響いていく。

そんな世界が描かれていました。

「質より量」というのは、まさにこれ!

本の中からサックスの音が聴こえてくるような臨場感を感じながら、気がついたら日本編10巻を一気に読み終えていました。

物語の中では、主人公のサックス奏者のほかに、超素人からドラマーを目指すバンドメンバーの話も描かれています。

世間的に評価されはじめたメンバーの中で、自分だけ明らかに素人レベル。

明らかに自分が足を引っ張る形になる中で、必死にがむしゃらに努力し続ける姿に、私がここ3年くらい諦め続けていたあるチャレンジが蘇ってきました。

それは「札幌ドームで踊る」こと。

私が二の足を踏み続けているチャレンジです。

運動は苦手。すこぶる身体が硬くリズム感もない私ですが、ダンスには興味があるのです。

その興味は「大好きなファイターズに関係するところで踊りたいな」とどんどん具体化してきています。

ただ、どうしても不安がぬぐえず「日程が合わない」「レッスン場所が微妙に遠い」など言い訳を並べて、チャレンジしていませんでした。

でも、答えは決まっています。

   「できるできないではなく、やる」   

   「やり始めたら、やり続ける」   

   「途中で中断しても、再開する」   

グループで踊る中、ひとりだけ踊れずに迷惑かけるかもしれませんが、やる前から踊れないことを前提としていたら踊れるわけがないですよね。

今回、「BLUE GIANT」を読んで決心がつきました。

今年も札幌ドームで踊れるレッスンが開催されたら、チャレンジします!!

日程が調整できない仕事とレッスンが重なることが連発しているので、タイミングが合うことを願うばかりです。

これまで以上に優先度上げて調整していきます。

ということで、お仕事もプライベートも、やりたいことがあふれる平成最後の1ヵ月。

「圧倒的行動力」を意識して、駆け抜けます!

▲2019年開幕セレモニーのひとこま。後方のカラフルな方たちの仲間に入るかどうかも迷っていたけれど、開幕戦に集中したくてやめた私です。ここでYMCAとか踊れたら楽しいだろうなとイメージしながら、まずはストレッチから始めます。


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2019年4月6日

最終更新:2022年5月19日

宮治 有希乃さんの写真

宮治 有希乃Miyaji, Yukino

組織人事コンサルタント

2007年よりITベンチャー、人材ビジネス業界で人事労務・人材育成に携わり、現場の最前線で人材採用から社員育成・定着化、人事制度構築、キャリア支援などを経験したオールラウンダー。2018年10月に寄りそうコンサルタントグループ HR LABOを立ち上げ、独立。 現在は、組織人事及びキャリア領域で「組織の人間関係を読み解き、働きがいのある職場環境を整えること」に注力。多角的組織診断を活用した組織活性や採用・定着化、人材育成を中心に活動している。※支援企業:300社以上、対人支援:延べ7,200人以上の実績あり。

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